ロボットによるユーザ登録やメール送信などを防ぐ目的で使われるCAPTCHA。ロボットははじけるかも知れないが、ユーザビリティは著しく低下する。最近ではCAPTCHAを解析するものも登場しており、さらに分かりづらく変形して人間すら惑わすものになっている。

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スライドアクションでロボットと人間を区別

 

そこで注目したいのが新しい形の人とロボットの区分けをつける手段だ。その一つとしてSlideSubmitを紹介しよう。

今回紹介するフリーウェアはSlideSubmit、スライダーを使ったユーザビリティの高いメール送信フォームだ。ソースコードは公開されているが、ライセンスは明記されていなかったのでご注意いただきたい。

SlideSubmitはPHPやJavaScriptで作られているソフトウェアだ。サンプル的なフォームで、名前とメールアドレス、それに本文を入力して送信するというフォームになっている。

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送信完了!

 

秀逸なのは送信ボタンがないことだ。その代わりにスライダーがついている。全ての入力項目を入れるとスライダーが有効になり、左から一番右まで移動(ドラッグ)すると送信処理が開始される。

対応ブラウザはFirefox、SafariそしてOperaとのこと。IEは対応していない可能性があるとのことだ。また、iPhoneでもドラッグ操作が出来ないので送信できなかった。

スライドさせるという新しいアクション方法が送信になっているとあって、コンピュータを弾く上では有効そうだ。他にもこのような何らかのアクションをもて有効とするという仕組みは考えられそうだ。

 

**SlideSubmit v.1 | BenPlum.com

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http://www.benplum.com/slidesubmit/