大枠で区別するならばCRMで良いとは思うが、もはやその範疇ではない気もする。社内における情報を管理するにはWebブラウザベースのオンラインで行うものの方が都合がいいことが多いが、それでも新たな問題が発生することがある。

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まるでローカルアプリケーションのような品質高いインタフェース

 

インターネット、ネットワークの必須性、ローカルアプリケーションなら簡単な機能が実装できないなどなど。しかしそれらの問題を飲み込んで咀嚼してできあがったのがTine 2.0だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはTine 2.0、社内における情報ポータルにさえなりえるWebアプリケーションだ。

Tine 2.0の特徴は幾つもあるが、まずはそのインタフェースだろう。まるでローカルアプリケーションのようなリッチなインタフェースになっている。操作は全てAjaxを用いており、とてもスムーズだ。

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アドレス帳登録画面

 

次に機能面だ。主な機能はアドレス帳、電話、CRM、タスク管理となっている。次のリリースではタイムトラッキング機能も付与される。電話は VoIPを介して行うことができる。アクセスログや権限管理と言った管理者向け機能もある。

さらにActiveSync機能が搭載されており、Windows Mobileや各種スマートフォンとデータの同期ができるようになっている。もう一つ言えばGears機能がついておりブラウザベースであってもオフラインで利用できるようになっている。

他にもPDFエクスポート機能やアドレス帳のグループ共有など、皆で顧客の情報を効率的に管理するための機能が多数実装されている。洗練されたインタフェースも相まって使い勝手が良さそうだ。CRMを一から構築するくらいなら導入検討して欲しいソフトウェアだ。

 

**Tine 2.0 - Home

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http://www.tine20.org/