サーバサイドのプラグラミング言語には慣れていても、クライアントサイドで動く言語には不慣れな方が多い。昔で言えばJavaScriptだが最近では随分ライブラリが増えてきた。その次としてActionScriptはどうだろう。

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サンプルのチャットクライアント

 

ActionScriptは無償で開発ができるが、なかなか手出しがしづらい。とは言え最近では動画を中心にインタラクティブなサイトが増え、そろそろ触れないといけなくなっている。いや、そんなことはない。RTMPプロトコルに対応したサービスならPerlでも実装できるのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはKamaitachi、PerlによるRTMPサーバだ。

RTMPと言えば、Flash Media Serverで使われているプロトコルだ。同種のソフトウェアとしてRubyIZUMIが知られている。ストリーミングを流したり、インタラクティブな機能を持たせることができる。

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サンプルサーバ実行中

 

Kamaitachiを使えばバックエンドもPerlで書くことができる。サーバサイドと同じ言語にすることで開発効率を高め、Flashをサービスの中に取り込みやすくなる。サーバのサンプルおよびクライアントのサンプル(チャットやストリーミングなど)が付属しているので試してみるといいだろう。

もちろんクライアントインタフェースについてはFlashやActionScriptを用いる必要があるだろう。だがサーバサイドだけでも切り離せれば開発負担は軽減される。Flashをもっと活用していくためにも注目したいライブラリだ。

なお、Kamaitachiは面白法人KAYACにて開発されているオープンソース・ソフトウェアになる。開発者も募集中とのことなので、Perl使いの方は参加されてみてはいかがだろう。

 

Kamaitachi - 面白ラボ KAYAC BM11

 http://bm11.kayac.com/project/kamaitachi/

**typester’s kamaitachi at master — GitHub

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http://github.com/typester/kamaitachi/tree/master