個人的にアクションのついたパワーポイントのプレゼンテーションは好きではない。大抵余計なアクションであるし、印刷時の見栄えも良くないことが多い。また、説明を受けないとアクションの前後の意味が分からない場合もある。印刷時のことも含めて、シンプルな作りになっているものが好感がもてる。

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PDFを華麗なプレゼンテーションに

 

発表資料をそのままネット上にアップロードして見られるようにするのにPDFは便利なフォーマットだ。さらに言えばPDFのままプレゼンテーションが行えれば言うことはない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはImpressive、PDFをプレゼンテーションにするソフトウェアだ。

元々この手のソフトウェアとしてはKeyJnoteがある。同じPython製なので、関係があるのだろう。必要なライブラリさえ入れれば、Windows/Mac OSX/Linuxいずれのプラットフォームでも動作する。そしてImpressiveの引数にPDFを指定すれば全画面表示のプレゼンテーションが開始される。

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スポットライト

 

クリックで次のスライドに切り替え、右クリックで戻す操作が基本だ。さらにエンターキーを押してスポットライトモード(さらに+/-で拡大/縮小)、ドラッグで一部を囲むとハイライト表示、zキーでズーム、タブキーでスライド一覧といった機能がある。他にもBやWキーで画面を真っ黒にしたり、逆に真っ白にすることもできる。

さらに面白いのはPythonでスライドの切り替えやイフェクトを定義できる点だろう。自動的にスライドを切り替えたり、切り替える際のアクションを決められればさらに効果的なプレゼンテーションが実現できるようになる。

そしてプレゼンテーションが終わったらファイルをブログなどにアップロードしたり、ドキュメント共有サイトにアップロードしておけばすぐに配布できる。クールなプレゼンテーションを演出されたい方はぜひお試しを。

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ハイライト

 

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ズーム

 

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スライド一覧

 

via Impressive: display PDF’s and images as (stylish) PowerPoint-style presentations [freewaregenius.com]

Impressive

 http://impressive.sourceforge.net/

SourceForge.net: Impressive

 http://sourceforge.net/projects/impressive/