Mac OSX用FFMPEGフロントエンド「Datura」
FFMPEGと言えば、動画や音楽を別なフォーマットに変換する際によく使われるソフトウェアだ。動画携帯変換君でも使われており、その恩恵にあずかっている人も多いはずだ。
複数ファイルをバッチで変換処理できる
既に別なソフトウェアでラッピングされている場合は良いが、そうでない場合はFFMPEGをコマンドラインで利用する。だがオプションが多く、一般向けとは言い難い。そこでDaturaを使ってFFMPEGに触れよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはDatura、Mac OSX向けのFFMPEGフロントエンドだ。
Daturaはバッチ処理で複数の動画や音楽ファイルを変換することができる。入力元のコーデックを指定して、出力時のフォーマットを指定すれば後は自動で変換処理を行ってくれる。
変換設定
嬉しいのはDaturaの中にFFMPEGが予め設置されていることだ。コーデックのインストールなどが不要で使えるのは便利だ。とは言え、筆者の環境ではうまく動かなかったが…。
ビデオ、オーディオ双方の指定に加えて字幕の設定もできる。DVDなどを作成する際に役立つはずだ。なお、ビデオとオーディオは両方設定する必要があるようで、片方だけではエラーが出てしまった(動画から音楽だけを抽出する目的では使えないのだろうか)。
筆者環境ではうまくいかなかったが、動画の変換はパラメータ次第で結果に大きな差が出てくる。GUIフロントエンドを使えば、設定項目を見逃さずに指定できるので品質のいい変換が可能になりそうだ。
**SourceForge.net: Datura