Googleカレンダーの便利なところは、Webアプリケーションである以上にCalDAVやWeb APIを通じてクライアントを選ばない点にあると思う。実際、最近ではほとんどWebブラウザで開くことはなく、Mac OSX標準のiCalやiPhoneからメンテナンスしている。

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カレンダー一覧。日本語が文字化けてしまう…

 

それになれると色々な場面でカレンダーを確認したくなる。サーバメンテナンスをしていてもそれは同様だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはgcalcli(Google Calendar Command Line Interfaceの略)、ターミナルから操作するGoogleカレンダークライアントだ。

gcalcliはPython製のソフトウェアで、コマンドラインからGoogleカレンダーにアクセスし、予定を表示したり書き込んだりすることができる。設定ファイルを作成すれば、IDやパスワードを記述することなくアクセスできるようになって便利だ。

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ヘルプ

 

日本語(というよりUTF-8)の表示に難があるため、幾つかの場面でエラーを起こしてしまった。その点さえ修正されれば便利に使えそうだ。登録しているカレンダーを確認したり、予定を追加したり、クイックで文字だけで予定を登録することもできる。

リマインダーの設定をすると、ターミナル上にメッセージが出たり、検索機能もあるなどWebインタフェースからコマンド実行でGoogleカレンダーを操作するといった用途でも使えそうだ。サーバにログインして作業していたらつい時間を忘れてしまった、なんて経験がある人ももう安心だ!

 

gcalcli - Google Code

 http://code.google.com/p/gcalcli/