社内ではIPメッセンジャーのような簡易的なメッセージングツールが使われることがあるが、人数が増えてくると使い勝手が悪くなる。また、最近では外部の人たちとIM(インスタントメッセンジャー)を使って会話する機会が多くなっているので、社内と社外でツールを切り替えるのが面倒だ。

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ブラウザから簡単に管理できるXMPP(Jabber)サーバ

 

そこで社内でもIMを活用しよう。内部の会話を外部サーバを使うのはちょっと怖い、そこで社内でサーバを立ててしまうのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenfire、Windows/Mac OSX/Linuxで動作するJabberサーバだ。

Openfireのインストールは簡単だ。Mac OSXであれば環境設定パネルとしてインストールされ、そこから起動/停止ができる。インストールとブラウザを使ったウィザード形式で簡単にできる。

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Mac OSX向けの環境設定パネル

 

ユーザやグループの管理、外部データベースやLDAP認証、クラスタリング、VoIP対応、セッション管理、グループチャット、プラグインなど多数の機能が揃っている。全ての操作はブラウザからできるので簡単だ。

LDAP認証を使えば、既存の認証と統合して管理することもできるだろう。また、サーバにログをためておけば個々人でやり取りするメッセージと違って情報管理が容易になる。

システムはJavaで作られており、管理機能は9090番ポートを利用する。既存のシステムとかぶらないようにだけご注意を。手軽にJabberサーバを立ち上げ、情報管理体制を適切にしよう。

 

**Ignite Realtime: Openfire Server

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http://www.igniterealtime.org/projects/openfire/