ECサイトをいちから構築しようと言う人はまずいないだろう。何らかのASPや商用パッケージそしてオープンソース・ソフトウェアを使えば手軽に構築できてしまう。システム構築にかかるはずだったコストをマーケティングや仕入、デザインなどにあてればうまくいく可能性もあがってくるだろう。

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ECサイト

 

日本だけで見ると市場は狭いが、世界を相手にショッピングサイトを提供すれば輸出関係の多少の面倒さはあるとは言え、売上の規模が格段に変わってくる。それを実現してくれるカートシステムがOpenCartだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenCart、Webベースのオンラインショッピングシステムだ。

OpenCartはPHP+MySQLというある意味スタンダードな組み合わせでできている。インストーラーも付属し、ウィザード形式で簡単にセットアップができる。予めデモの商品データも登録されているので、すぐに試すことが可能だ。

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管理画面

 

商品一覧の他にピックアップレビューを作ることができる。また、ユーザ登録することでコメントを書くことが可能だ。画面は英語のみだが、通貨はポンドやドル、ユーロに変更できる。

支払はPaypalまたは銀行振込の対応になっている。配送地域で日本を選ぶと、ローマ字ながら日本の都道府県がリストアップされる。これはなかなか凄い。決済をする際にかならずユーザ登録が必要というのはちょっと面倒に感じてしまう。

管理画面では顧客の管理や注文の管理、商品やレビューなどを一覧したり編集できる。モジュール機能もあるので、自分のサイトにあった機能追加を行うこともできるようだ。さらにレポート機能も充実している。

ダウンロード販売にも対応しているようで、必要な機能は殆ど揃っていると言えそうだ。とは言えこれでは他のECサイトと特に変わることはない。自分たちなりのアイディアを盛り込み、独自性を出す必要はあるだろう。OpenCartを基盤にすれば、最低限の機能を簡単に実装し、特殊なものだけを作り込むようにできるはずだ。

 

**OpenCart - Open Source Shopping

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http://www.opencart.com/