システムの品質を管理するプラットフォーム「Sonar」
※ 一部の画像は公式サイトデモより
Webシステムにおける品質とは何だろうか。内部の仕組みを考えた場合、保守性が高く、バグが少なく、かつエレガントなソースコードになっていること等が挙げられる。それは日々継続されていく開発の中で、常に心がけておかないと達成するのは難しい。
プロジェクトを見える化
そうした高品質を維持するための仕組みは幾つか存在する。ユニットテストやコーディング基準のチェックツール等だ。そうした技術を統合し、運用できるのがSonarだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSonar、Javaベースのソフトウェア品質管理システムだ。
SonarはJavaで開発されており、多数のプラットフォーム向けに起動スクリプトが用意されている。それを起動すれば9000番ポートでシステムが立ち上がり、すぐに使い始めることができる。
Javaで作られているので様々なプラットフォームで動作する
テストの実施状況やその結果(カバレッジ率含む)、コードの行数、コメントの率、 クラスの数などのプロジェクト中のソースコードから汲み取れる情報を表示してくれる。また、コードがコーディング標準に即しているかどうかのチェックもしてくれる。
データはグラフ化され、ビジュアル的に問題点の発生や状況の変化を読み取れるようになっている。ソースコードを含め、様々な角度からプロジェクトを目に見える形にしてくれる。
Sonarを基盤として品質管理に努めれば、きっと高品質な状態を保ったシステムができるのではないだろうか。Javaに限らず他のプログラミング言語でも欲しいと願うソフトhウェアだ。
**Sonar » Open Source Quality Management Platform