Webブラウザ上でコラボレーションするためのライブラリ「MobWrite」
※ 画面は公式サイトデモより
Webアプリケーションの最大の利便性と言えば、コラボレーションができることだ。正直、ローカルアプリケーションよりリッチで高速なインタフェースを提供するのは難しいだろう。だが遠隔地とのコラボレーションという点は、ローカルアプリケーションではおいそれとは真似できない。
表計算アプリケーションを複数人で編集!
掲示板のようなコミュニケーションではなく、Webアプリケーションレベルの同時作業を可能にするライブラリがMobWriteだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMobWrite、ブラウザ上でコラボレーションするためのライブラリだ。
MobWriteはPythonで作られたサーバアプリケーションと、JavaScriptによるクライアントライブラリで構成されている。公式サイトにデモがあるので、複数のブラウザで試してみるとその面白さが分かるはずだ。
メモのようなWebアプリケーションもある
例えばテキストエリアに文字を入力すると、他のブラウザにもその文字列が反映される。さらに各種フォーム(ラジオボタンやチェックボックス、Hiddenまで)の入力内容をコラボレートすることもできる。日本語も利用可能だ。
さらに実用的な例として表計算が挙げられている。Googleドキュメントのスプレッドシートのように、複数人で一つの表へ入力ができる。同じネットワーク内であればExcelなどでもできないことはないが、インターネット上で手軽にコラボレートするのはやはりWebアプリケーションの強みだろう。
デーモンとしてのMobWriteの他に、Google App Engineを使ったソフトウェアも提供されている。単なるローカルアプリケーションのオンライン版から抜け出す技術、コラボレートを実装する際には注目のソフトウェアだ。
**google-mobwrite -Google Code