情報収集をする上でRSSリーダーはとても便利だ。個人的にはFeedladderを使っているが、WebベースのRSSリーダーやローカルアプリケーション型のものなど、皆思い思いのものを利用していることだろう。

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デザインに優れたRSSリーダー

だがこの使い方は個人であれば良いが、企業内の情報共有を進める上では好ましくないかも知れない。皆ができるだけ同じ情報を入手できるようにすれば、ナレッジの共有と活用する幅が広がりそうだ。

そこで使ってみたいのがRnews Feed Aggregatorだ。これはPHP製のWebベースRSSリーダーで、GPLの下に公開されているオープンソース・ソフトウェアだ。

最初に言っておくと、Rnews Feed Aggregatorは残念ながら日本語が文字化けしてしまう。とは言え、RSSフィードのアグリゲート部分はMagpieRSSを使っているので自分で修正可能と思われる。

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記事詳細を表示したところ

 

Rnews Feed Aggregatorではカテゴリを使ってフィードを管理する。まるでiGoogleのようなインタフェースで、カテゴリ内のフィードは横にならび、カテゴリが変わると縦につながっていく。

リストになったフィードタイトル部分をクリックすると、記事の詳細が表示される。フィードブロックの右側にある矢印をクリックすると、一気に全体の幅まで広がるので読みやすくなる。

操作はボタンで行うようになっており、分かりやすくなっている。各ユーザごとに読むフィードを管理できるが、OPMLを使えばフィードの一括取り込みもできる。また、検索機能もあるので既知の情報を探しやすい。他にもフィードのステータスを閲覧する機能や、90日以上前のエントリーを削除する機能もある。

RSSリーダーは目的によって使い分けるのが良いと思う。日々消費していく系統(ニュースなど)は手早く読めるものが良いだろうし、蓄積していくべきものはRnews Feed Aggregatorのようなデータの再利用が簡単なものを選ぶと良いだろう。

 

Rnews Feed Aggregator

 http://rnews.sourceforge.net/

**Rnews Feed Aggregator

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http://rnews.sourceforge.net/