※ 画面は一部公式サイトより

ソースコードのレビューシステムも2008年になって急激に注目を集め、各種オープンソース・ソフトウェアが登場したジャンルだ。Java、Python、Perl、Rubyと各種言語向けに登場しているが、思ってみればこの言語は初だったかも知れない。

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ソースコードをコミット前にレビューする

 

そう、Webベースのプログラミング言語と言えばのPHPだ。PHPで開発を行う方であれば、やはり使い慣れたこちらが使いやすいだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGroogle、PHPで作られたソースコードレビューシステムだ。

PHPは開発者の技量によって、ソースコードの見やすさや書き方が大幅に異なる言語だ。その補正を行うためにもレビューシステムの導入は重要と言える。そしてGroogleを使えばその使い慣れたPHPを使ってWebベースのソースコードレビューが可能になる。

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ワーキングコピーのDiffを送信することで差分を表示してくれる。対応しているのはSubversionとなっている。レビュー対象になっているファイル一覧がツリー表示で見られるのはなかなか格好が良い。

差分は元と修正後が横並びになって表示される。変更行には色がつくので、何が変わっているか分かりやすい。また、GeShiを使って各種プログラミング言語に対応した差分表示が行われる。

後は他のユーザからのコメントを受け、再度修正を行ってアップロードするか、実際にコミットを行うかに分かれる。人のソースを見ることは、その開発過程における思想や、コメントの書き方、テクニックを共有する上で重要な要素になる。Subversionを使った開発を行っているシステム開発会社の方はぜひトライしてみて欲しい。

 

Groogle - Web based code review tool

 http://groogle.sourceforge.net/

SourceForge.net: Groogle
 http://sourceforge.net/projects/groogle