ローカルコンピュータ上で動作するアプリケーションの市場は縮小しつつはあるが、それでもまだまだ根強い。特に画像編集や動画編集のような重たいものはもちろんのこと、Web上のデータをオフラインでも使えるようにする場合にもローカルアプリケーションが活躍する。

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アプリケーション一覧

 

そんなローカルアプリケーションを開発し、販売したりするプラットフォームがAppcasterだ。

AppcasterはMITライセンスで公開されているオープンソース・ソフトウェアで、Webベースのソフトウェア販売プラットフォームだ。

Appcasterはソフトウェアの販売を管理するAppcaster自体と、フィードバックを管理するOpenFeedbackの二つで構成されている。Appcasterではソフトウェアのダウンロードなどを管理することで可能で、任意のサーバ上やAmazon S3への設置を管理できる。

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アプリケーション設定画面

 

そして開発したアプリケーションの中にOpenFeedbackを組み込むことで、自分のAppcasterサーバに対してMac OSXアプリケーションからフィードバックを送信できるようになる。その結果はAppcaster上で閲覧し、アプリケーションの修正や機能追加に役立てることができるようになる。

ソフトウェアのバージョンアップに対応するAppcast出力に対応し、Paypalを使って販売を行うこともできる。他にもライセンスを生成/再送する機能や、注文履歴の管理などローカルアプリケーションを販売する上で便利な機能が多数揃っている。

デスクトップアプリケーションを開発していて、アプリケーションが魅力的でも販売する機能やダウンロード機能がおざなりでは売れるものも売れなくなってしまう。また、売り切り型でユーザの意見を聞けなければ発展はのぞめなくなる。Mac OSX向けアプリケーションを開発する方はぜひチェックしてみて欲しい。

 

**appcaster - Google Code

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http://code.google.com/p/appcaster/