2008年に急激に伸びたマルチタッチシステム。既にキャリブレーションをGUIで行うレベルのソフトウェアも登場しており、来年にはもっと実用化が進むのではないかと思われる。とは言え、では何がキラーアプリケーションになるかはまだ模索段階でしかない。

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マルチタッチシステムを使ったiTunesフロントエンド

 

とは言えマルチタッチシステムと言えば、空間に浮かんだデータを触れるような感覚が魅力だ。その代表例と言えば映画「マイノリティリポート」だろう。あのトムクルーズの使っていたシステムを感じさせてくれるのがFluidTunesだ。

FluidTunesはマルチタッチシステムを実現するiTunesフロントエンドだ。

FluidTunesを立ち上げるとiSightが起動し、映像が映し出される。マルチタッチシステムは透明な板に投射するのがベストだが、部屋を暗くしてモニタの明るさを最大にしてもそれなりに動作する。できるだけ暗くした状態でiSightの前で指を動かすと虹色のラインが描き出される。

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指を使ってカバーフロー風表示を左右に動かせる

 

このラインがFluidTunesが認識しているポイントだ。その距離感のまま、指を左右に動かすとアルバムアートワークが左右に移動する。まるでカバーフローのように動かせる。左右のボタンや再生、停止することも可能だ。

認識はなかなか難しく、思い通りに動かすのははじめは難しいかも知れない。だがマルチタッチシステムを実用的に利用する案としては面白い。このような使い方ができれば、他にも様々な利用法が生み出されそうだ。

 

via FluidTunes: when iTunes meets Minority Report [Download Squad]

FluidTunes

 http://fluidtunes.com/