Googleカレンダーは7月の末にCalDAVをサポートした。それによってMac OSX標準のカレンダーアプリケーションiCalなどでGoogleカレンダーのデータを閲覧、編集できるようになった。このお陰で筆者環境ではiCal独自のローカルカレンダーは一切なくなってしまった。

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複数のカレンダーを設定できるようになる

 

だがこの時点での対応方法ではメインのカレンダーしか扱えないという問題があった。もしかすると元々解決する手段はあったのかも知れないが、複数カレンダーをiCal上で扱えるようにするウィザードアプリケーションがCalaborationだ。

CalaborationはGoogle製のオープンソース・ソフトウェアで、Googleカレンダーに設定しているカレンダーを簡単にiCalに取り込むことができる。

Calaborationを起動してGoogleアカウントでログインすると、Googleカレンダー上に設定されているカレンダーが一覧表示される。参照しているだけのカレンダーも表示されるが、鍵のマークが表示されており取り込めない(これは従来の方法を使えば良いだけだ)。

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設定画面

後はそこから使いたいカレンダーを指定してAdd to iCalボタンを押せば良いだけだ。すると複数のカレンダーがiCal上に表示されるようになる。設定を見ると、従来の方法プラスアルファといった感じなので、元々できていた機能をウィザード方式に手軽にしたというものなのかも知れない。

しかしこのCalaborationのお陰で複数のカレンダーを変更できるようになり、快適になった。プライベートと仕事の使い分けや、クライアントごとにカレンダーを使い分けるなど利用の幅を大きく広げてくれる。Googleカレンダー×iCalを使ってきた方はお試しを。

 

calaboration - Google Code

 http://code.google.com/p/calaboration/