エンジニアであれば誰だって電子回路が大好きだ(たぶん)。コンデンサや線をつないで電源を付ければ音が鳴ったりロボットが動き出したりする。おもちゃ屋で売られている電子回路キットを使ってラジオを作った経験が誰しもあるはずだ(たぶん)。

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電子回路を設計、シミュレートする

 

だが電子回路は正しく設計しなければ意図した動作はしてくれない。言わばプログラミングみたいなものだが、物が存在するだけやり直しが難しいことがある。そこでまずはシミュレーションしてみることが大事になる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFritzing、電子回路設計ソフトウェアだ。

Fritzingではまるでドローソフトウェアのようにコンデンサやライト、線などのパーツを配置する。ビジュアル的な設計や、回路図に基づいた設計が可能になっている。人によってはこれだけでもご飯が三杯は食べれてしまうだろう。動作はWindows、Mac OSX、Linuxとマルチプラットフォームで可能なのも魅力だ。

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回路図表示

 

そしてプリント基板表示によって電気の流れを確認することができる。もちろん全ての順路を適切に通るのが重要だ。経路は自動的にトレースすることができる。また、結果をPDFファイルとして出力可能だ。

最近ではGainerのように手軽に電子回路を組み上げることができる上に、コンピュータと連携できるものも登場している。コンピュータの中も良いが、リアルなものと連携するとさらに面白みが増す。電子回路好きな方はぜひ触れてみたい。

 

Welcome - Fritzing

 http://fritzing.org/