時間とタグを使ったグラフ生成アプリケーション「TimeCloud」
データのビジュアル化は重要だ。単なる文字の羅列では見えてこなかった情報が浮かび上がってきて、そこから新しい事実が分かってくる。それは時間による変化かも知れないし、日々の積み重ねの中から見える突出したデータかも知れない。
タグデータと日付の関係をうまくビジュアル化
例えばGoogleが提供するファイナンスサイトのGoogle Financeではグラフとニュースを並列化することで、効果的に出来事の流れを表している。同様の仕組みを提供するのがこのTimeCloudだ。
TimeCloudはjQueryを使ったオープンソース・ソフトウェアで、グラフとタグをビジュアル化してくれるプラグインだ。
全部で三段に分かれてデータが表示される。一番上は全体のグラフだ。そのグラフはマウスで範囲を指定することができ、真ん中の段にはその選択範囲のグラフを詳細化して表示してくれる。そして一番下の段にはその間におけるタグデータがクラウドになって表示される。
自動で動かすことができる
サンプルとしてSubversionリポジトリのビジュアル化とdel.icio.usのビジュアル化がある。どちらもある期間を選択することで、そこにあるタグをピックアップしてビジュアル化してくれる。データは日付とタグの配列で渡している。
面白いのは選択範囲を過去または未来に対して自動移動する機能があることだ。自動で選択範囲が移動し、それにつれてタグが変わっていくことで時系列によってデータがどのように変化していくかが手に取るように分かる。選択範囲はマウスでドラッグすることができる。
他にも7日や1ヶ月などデータを定期で区切る機能もある。データをビジュアル化すると面白い傾向が見て取れるかも知れない。既存のシステムにあるデータを取り出してどのような使い方ができるか考えてみると面白そうだ。
stef’s timecloud at master — GitHub