とりあえず最初に断っておくと、このまま利用するのは危険なのでご注意いただきたい(register_global前提だったり、SQLのサニタイズがされていなかったり)。とは言え、このバイタリティーはとても興味深い。

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iPhone専用のCMS!

 

2008年における携帯電話の最大の出来事と言えば、iPhoneの世界展開になるだろう。2007年のアメリカでの発売以来、皆が待ち望んできたiPhoneは、日本単体で見ればそれほどでもないが、世界全体で見ればたった一つの機器でここまでシェアを伸ばしているというのが凄いと思えるものになっている。

そんなiPhone向けの、おそらくは世界初と言えるCMSが登場した。それがIphone Web App Builderだ。

Iphone Web App BuilderはZipファイルのダウンロードしか用意されていないオープンソース・ソフトウェアで、freshmeatの説明によればGPLの下に公開されている。

Iphone Web App Builderはログインすると、3カラムの画面が表示される。一番左はユーザ管理、真ん中がコンテンツそして一番右がiPhone風のデモ画面になっている。できることは単純で、ページを追加するとリストに掲載されるというだけのものだ。

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コンテンツ編集画面

 

画像を付けたり、外部リンクを付けることができる。リスト時のタイトル、詳細時のタイトルとコンテンツ、既存ページの下に紐づけるカテゴリなどの機能がある。決して多機能ではないが、iPhone向けに特化している点が評価できる。

最初に言った通り、そのままでの利用はセキュリティ上の問題が大きいと思われる。だがこれを一つのアイディアとしてみれば、iPhoneの可能性を感じさせてくれるソフトウェアなのは間違いない。

 

freshmeat.net: Project details for Iphone Web App Builder
** ** http://freshmeat.net/projects/iphone_web_app_builder/