プレゼンテーションはただ説明しているだけでは面白くない。書いてある内容を棒読みして、次のページに移動…だけではインパクトもなく、そもそも読み上げる意味もない。そんなプレゼンテーションでは聴衆を意図した方向へ動かすなど無理なことだろう。

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一つのキャンバスをベースにしたプレゼンを行える

 

そこでトライしたいのがレクチャー型のプレゼンテーションだ。説明を書き込みながら進めていくのだ。それを可能にするのがことだまレクチャーだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはことだまレクチャー、Windowsで動作するプレゼンテーションツールだ。

ことだまレクチャーはまるで一枚の模造紙を扱っているかのように使うプレゼンテーションツールだ。そしてその上にスライドになる画像を貼付けていき、視点移動を決めてプレゼンテーションを作成する。

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配置はばらばらでもかまわない。文字や図形を書いて補足することができる

 

プレゼンテーションを行う場合は、ただ移動するだけではない。ペンを使って文字や図形を書き込むことを前提にしている。さらに拡大したり、プレゼンテーションを自由に移動したりすることもできる。スライドごとに一枚に区切られている訳ではなく、必要に応じて一気に戻ったり、進んだりすることができる。

プラグインを使って機能を拡張することもでき、PowerPoint 2003と連携することもできるようだ。

プレゼンテーションを行っていて、前の方のページを参照したり、関連性を説明したいということもあるだろう。一つのプレゼンテーションを通じて一つの物語を演出できる、そんなダイナミックな操作を可能にするのがことだまレクチャーだ。

 

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