Eコマースのプラットフォームは、どうも上品すぎるイメージがある。小さなWebサイトは特に、もっとこてこてしていても良いのではないだろうか。例えばお店を訪れた時、よく分からないものを買う場合にお店の人に相談するような機能があっても良い。

管理画面。誰かが接続してくればすぐに分かる

メールで問い合わせていては駄目だ。時間が経つと徐々に買う気分もトーンダウンしてしまう。リアルタイムでサポートし、お客を逃がさないようにするのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpen Web Messenger、オンラインチャットシステムだ。

Open Web MessengerはEコマースやEラーニングなど、Web上で相手とチャットをするためのソフトウェアだ。Ajaxを使っており、特別なソフトウェアのインストールは不要だ。管理側で発行したリンクをクリックすれば、すぐにチャットが開始できる。

チャットウィンドウ

オペレータは管理画面からログインし、待機画面にいるだけで良い。お客がチャット画面にログインすれば、すぐに待機リストに追加される。そして会話をし、もし必要があれば別なオペレータにチャットを投げることもできる。

チャットは申し分ない速度で可能で、日本語も利用できる。履歴から検索を行ったり、チャットウィンドウの大きさを変えたりすることもできる。チャットというインタフェースがまだ一般的に浸透していないが、それでも他と同じ無言のEコマースシステムよりも面白みが出るだろう。誰もいなければ普段の業務を行っていれば良い、オフィス皆で使えば、売上増に貢献できるかも知れない。

**Open Web Messenger

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http://openwebim.org/