Python製のMercurialを使ったWikiエンジン「Hatta Wiki」
最近のWikiエンジンでは履歴管理機能が実装されているものが多い。大抵、独自で実装していることが多く、差分などではなく全てそのままに保存してしまう。これではデータサイズが肥大化するので勿体ない。
シンプルなWikiエンジン
そこで既存のバージョン管理システムと連携させてしまってはどうかと考えたのが(恐らく)Hatta Wikiだ。
Hatta WikiはMu Licenseに基づくソフトウェアで、Python製のWikiエンジンだ。Muとは絶対的な無のことで、“ライセンスは何ですか”と聞くこと自体が間違っているという禅問答の狗子仏性に基づいてつけられたものになっている。(via Earle’s Notebook: Mu License)。ソースは公開されているがオープンソース・ソフトウェアではないのでご注意いただきたい。
Hatta Wikiは単体で動作し、8080ポートを使って立ち上がる。他にWSGIやFastCGIを使っても動作させることができるとのこと。多少のWiki記法(リストや太字など)に対応しており、ブラケットネームを使って日本語タイトルのページを作成することもできる。
差分表示
修正をする度にMercurialを使ってリビジョン管理がされていく。そして差分を確認したり、Undoを使って一気に戻すこともできる。なお、日本語の検索には対応していないようだ。
操作はシンプルで分かりやすく、デザインも良い。個人的なメモとして使っても便利そうだ。一つのファイルでできているので、自分なりの改造も容易にできそうだ。Pythonの勉強材料として使ってみるのもお勧めだ。
日本語タイトルにも対応
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