GUIを使ってXPDLを定義できる「escafeFlowEditor」
ワークフローを管理するアプリケーションは幾つかあるが、実際の利用度はどれくらいあるのだろうか。エンタープライズ向けとしては便利なのかもしれないが、エンジンの使い勝手の面や、定義ファイルがXMLベースで面倒などの理由で敬遠されていないだろうか。
ワークフローをビジュアル的に作成できる
そんな方に朗報だ。 escafeFlowEditorを使えば分かりやすい画面でワークフローが定義できる。
escafeFlowEditorはスターロジックが開発したXPDL(XML-based Process Definition Language)を作成するためのソフトウェアだ。Apache License 2.0の下に公開されているオープンソース・ソフトウェアだ。
escafeFlowEditorはAdobe AIRで作られているので、WindowsやMac OSXで動作させることができる。線とコンピュータ、人のアイコンを使って業務フローを定義していく。コンピュータが自動処理、人が手動処理を意味しているので分かりやすい。
プロセス編集画面
各プロセスや線に対してはOGNL(Object-Graph Navigation Language)を使って条件をつけることができる。分岐したり、繰り返したりするのも簡単だ。結果はXPDLで出力されるのだが、これはescafeFlow向けに最適化されており、escafeFlowが対応していない機能はescafeFlowEditorでは編集できない。
escafeFlowを使っている場合はもちろんお勧めだが、そうでなくとも自社の業務フローをまとめるのに便利に使えそうだ。その結果がescafeFlowを使ってシステムに組み込めるとなれば、使おうという気にもなるだろう。
via スターロジック、XPDLのGUIエディタ「escafeFlowEditor」をOSS公開 [SourceForge.JP Magazine]
escafeFlowEditor