Ruby on Railsはマルチプラットフォームで動作することもあり、ローカルで開発を行いリモートサーバで動かすというのが当たり前に行われている。その際、ローカルサーバで開発、アップロードを行ってリモートサーバへログインしてリブート…等とやるのはスマートではない。

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CapistranoをWebベースで管理する

 

サーバ一台ならば良いが、複数のサーバに対して更新ファイルを配信してリブートするなんてのは現実的ではない。そこで使われるのがCapistranoだが、さらに便利にしてくれるのがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWebistrano、WebベースのCapistrano管理ツールだ。

Webistranoはプロジェクトを作り、ホストやレシピを設定してCapistranoの運用を簡易的にしてくれる。ターミナルから使うのが基本だが、複数人で開発を行っている場合は更新、リブートに関するデータが残るのはありがたいだろう。

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設定のベースも自動生成される

 

Mongrelやmod_railsなどのRailsの利用法を選択することで設定のテンプレートを自動生成してくれる機能もある。後は必要に応じた指定を行うことでCapistranoの運用が大幅に楽になるはずだ。

もちろん複数人で使えば誰がホストのビルドを行ったかなどの情報もログとして残っていく。これを見れば問題が起こった際の解決も速くなるだろう。一台の場合もそうだが、複数台のサーバを運用する規模のサービスになった時には導入を検討したいソフトウェアだ。

 

via Webistrano [Open Source Rails]

Peritor Webistrano – Trac

 http://labs.peritor.com/webistrano/