[AD] 社内向けにオープンソースを活用すべき8つの理由
営業用記事です。
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MOONGIFTではオープンソース・ソフトウェアを紹介することで、その利用を促しています。今回、オープンソースを利用すべき理由についてまとめてみました。今回は自社向けにおけるオープンソース活用についてです。
MOONGIFTではオープンソースを活用した社内IT環境の改善、推進を承っています。お問い合わせ、ご質問などはinfo@moongift.jpまでお気軽にどうぞ!
詳細は以下。
1. 選択肢を増やす
オープンソースを選択する最大の理由と考えています。SIerなどに依頼した場合、その内容はシステムありきになってしまうことが多々あります。Webサイトを構築する場合、自社で持っているCMSをベースにして話を進めたりするケースは良くあります。こういったケースです。
この場合、システムで可能なことに対しては対応できますが、それ以外のことについてはカスタマイズ要件が膨らんだり、そもそも機能実装できなかったりします。さらに時代の流れに遅れがちで、どんどん進化していくWebの流れに乗れないこともあります。
オープンソースを利用する場合、CMSを一つとっても選択肢が多数あります。グループウェア、SNS、Wikiなども同様です。これにより、自社の目的にあったシステムを柔軟に選択できるようになります。
2. システムの品質を高められる
これはスクラッチ開発に比べると減るであろう開発の工数をソースのリーティングやテストに回すことによってシステムの品質を高められるということです。よくオープンソース・ソフトウェアを盲目的に利用し、ただ表面的な部分(プラグインなど)だけ開発していることがありますが、オープンソース・ソフトウェアに限らずソフトウェアにはバグが付きものなので、コーディングの工数はテストなどに回すべきです。それによって、さらに品質が高いシステムができあがります。
3. 問題があれば止められる
お金を払って開発したシステムは、何か問題があってもなかなか止めることはできません。ひどいものになると、マネージャは知らずに担当者の判断で利用が停止していて(実務レベルで使えないため)…なんてこともあります。その点、オープンソースであればお試し期間を含めて試してみて、問題があれば取りやめたり、別なシステムを試すと言ったことができます。もちろん、良ければそのまま継続して利用できます。
4. 初期コストが低い
運用コストは別として、初期コストが低いので稟議が通しやすいという利点があります。例えば人事や勤怠の管理システムなど、一般的にコスト部門にみられる所では新しいシステム追加に関して稟議がなかなかおりません。特に景気が悪くなったりするとすぐに目をつけられます。
その点、オープンソース・ソフトウェアであれば初期コストを低くしたまま導入ができます。それにより最低限の目的を達成することができ、業務の効率化が図れます。
5. ライセンスコストを気にせずに済む
複数の端末にインストールするアプリケーションの場合、気になるのはライセンス費用です。ボリュームライセンスの場合は、その管理を含めてコストがかかります。その点、オープンソース・ソフトウェアであればライセンスコストは気にせずに済みます。管理コストもそうですが、利用ユーザはライセンス違反をしているという意識が無用な分、ストレスフリーで仕事に打ち込めます。
6. SLAが低くとも大丈夫
もちろん適用範囲にはよりますが。他社向けに提供するシステムであれば、SLAの保証が重要になります。そのため、実績のないオープンソース・ソフトウェアや知名度の低いものは利用が難しい傾向にあります。ですが自社向けであれば致命的なバグがない限りは、SLAが多少低くとも問題にならないケースが多いです。実際はユーザ企業であってもSLAのレベルはそのくらいだったりするのですが…。
まさにこんな感じで
7. 素早く実現できる
スクラッチで開発する場合、要求定義からはじまって仕様をくみ、実装やテストを経て運用になります。その期間が長ければ長いほど、期間に比例してユーザの期待感は高まっていきます。その結果、元々の期待値程度の出来だったとしても、ユーザの満足度は低くなります。
その点、オープンソースで素早くニーズを満たすことができるとユーザの満足度は非常に高いものになります。機能的に劣っていたとしてもです。開発者にとっては、実装の手間もなく、ユーザの高い評価を得られるのであればこれは最も良いのではないでしょうか。
8. 要求定義のベースになる
ユーザのニーズはあやふやなものが多く、何となくでも見られるものがあると印象も全く変わってきます。その点において、オープンソースをベースにすると動作するものが目にできるのでニーズが出やすくなります。また、現実的なラインを見ることによって、要求が無限大に広がっていくことを防ぐ役目にも使えます。
まとめ
オープンソースを使うと安い、という話があるのですがその点はあまり同意はできません。コーディングの工数は確かに減りますが、その分はテストやデザインなどの別な必要な工数へと向けるべきものです。ただし初期段階のテストとしてリリースする分については手早く、そして低コストで導入はできると思います。
また、コストが若干でも浮くことができれば、その一部を利用したオープンソース・プロジェクトへ寄付したり、カスタマイズの中で発見したTipsやバグはプロジェクトへフィードバックして欲しいと思います。
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