名前以上に高性能なCMS「CMS Made Simple」
CMSにも向き不向きがある。高性能で言えば先日紹介したConcrete5は飛び抜けていると思うが、それでも決して万能ではない。ブログのような使い方をしたいと思ったらやはりWordPressやMovable Typeのほうが向いているだろう。
ユーザ画面。シンプルさとは裏腹に高性能。
そんな訳で、優秀だから使うと盲目的に従うのではなく、様々なソフトウェアの中から自分にあったもの、目的にあったものを選定するように心がけたい。今回紹介するのはCMS Made Simple、PHPで作られたCMSだ。
CMS Made Simpleはシンプル、と銘打っているが実際は高性能だ。ウィザード形式のインストーラーも便利だし、モジュール機能もある。主な機能としてはコンテンツ管理、テンプレート、ユーザ管理、モジュール、サイト管理となっている。データベースはMySQLまたはPostgreSQLに対応している。
管理画面。日本語化もされている。
ページごとにテンプレートを設定できるので、ある場面はメニューをトップにしたり、サイドにしたりと切り替えることができる。WYSIWYGなエディタを使って編集するのでページ作成も容易だ。
テンプレートはSmartyを使っているので、普段使っている人なら簡単にいじれるのではないだろうか。さらにモジュールは相当数存在しており、それらがモジュールマネージャを使ってクリック一つでインストールできるという手軽さになっている。
一部文字化けもあるが、日本語ローカライズファイルも取り込まれており、設定から簡単に日本語化できる(インストールウィザードは日本語化されていないようだ)。動作が重たいという話もあるが、個人的には気になることはなかった。Xoopsなど他のCMSから乗り換えも検討できそうな便利なCMSだ。
モジュール一覧。インストールできるモジュールはさらにたくさんある。
CMS Made Simple - Welcome to CMS Made Simple