デバッグのコラボレーション「Paste-it」
Webアプリケーションの魅力は何と言ってもコラボレーション。作ったアプリケーションがコラボレーションを主体にしているなら、その開発過程だってコラボレーションしてしまおうというのがPaste-itのあり方のようです。
コードをオンラインで修正
Paste-itはPHP+MySQLで開発されていて、GPLで公開されています。
Paste-itは自分の書いたコードをアップして、そこに誰かがさらに修正を入れてアップを繰り返すという仕組みになっています。コメントをアップする機能はなく、まさに「語るならコードで語れ」状態になっています。お、男らしい…(いや、もちろん女性もOKです)。
Diff機能
アップロードした内容によって自動判別されるようですが、PHPやJava、SQLなど主要な言語(マニアックな所ではParado、Lispも)に対応したハイライター機能があります。コードに修正入れてアップロードすると、自動的に紐付けもされてDiff機能でその修正内容を確認できます。
アップロードしたコードには行番号も振られるので、見た目には分かりやすいものになります。数行のコードを連続して書けるように、ブロックと呼ばれる機能があり「===ブロック名」を頭に書いておくとそこから新しいコードとして理解されます。これもなかなか便利です。
作者としてはIMやIRC、メーリングリスとともに使って欲しいということなので、チャットやコメント機能はそうしたシステムを別途利用する想定のようです。自分のコードを人に見てもらうと互いに勉強になることが多いので、オープンソース開発に限らず利用してみてください。
ブロックを使った例
Paste-it - 概要 - Milk-it Software House