ブレーンストーミングやメモ術の一つとして付箋紙を使ったものが紹介されることがある。アイディアやタスクを一つの付箋紙に書いてぺたぺたと貼付けていく。付箋紙は色も様々に用意されているので内容によって色分けしたり、グルーピングしたりすることができる。

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Microsoft Office Labs製の付箋紙アプリケーション

 

そんな感覚をコンピュータ上で実現するのがStickySorterだ。StickySorterはMicrosoft Office Labsで開発されたソフトウェアで、コンピュータと付箋紙をよりよく利用できるソフトウェアだ。

付箋紙は便利ではあるが、使った後に丸めて捨てられてしまうことに違和感を感じていた。StickySorterであればデジタルデータなので資源を無駄にすることもない。類似のソフトウェアは数多いが、ちょっとした工夫がStickySorterにはちりばめられている。

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フィールドを定義するとまるでデータベースのように

 

その一つがグルーピングだ。複数の付箋紙をグループ化してまとめて管理できる。また、並び替えも簡単だ。付箋紙は色を変更できるので、プロジェクトによって付箋紙の色を変えたり、グループ化したりできる。ズームイン/アウトする機能もある。

もう一つ便利な点として、付箋紙に対してフィールド設定ができる。これを使うと予め入力項目が設定され、まるでデータベースのようにデータが蓄積できる。締め切り日などを設定すれば、タスク管理として利用できそうだ。

データはCSVとして管理される。だがUTF-8で出力されてしまうのでそのままでは文字化けしてしまう。Shift-JISに変換すれば読めるようになるが、StickySorter上では文字化けしてしまう。その点は今後改善を希望したい所ではある。が、付箋紙を使った情報管理アプリケーションとして便利に使えそうだ。

 

StickySorter
 http://www.officelabs.com/projects/stickysorter/Pages/default.aspx