Visio並みのグラフィックスもできるコンポーネント「JGraph X」
凄さを知るにはデモアプリケーションを試すのがお勧めなソフトウェアだ。VisioはIT技術者であれば誰しもが便利さを感じるはずだ。様々なアイコンやネットワークを示す線、UMLや配置図など多数の用途に使えるといった具合に利便性の高いソフトウェアだ。
Visio的なインタフェースをもったデモアプリケーション
だが価格も高く、おいそれとは手が出しづらい。そんな憧れを持っている人にこそ試して欲しいものがこれだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJGraph X、Java製のグラフィックスコンポーネントだ。
JGraph XはJava Swingで実装されたコンポーネントで、多数の機能を備えている。グラフを作るような用途にも用いられるが、特にUMLのようなオブジェクトを描画するのに適しているようだ。
配置の変更もドラッグで
動作は軽量で、ドラッグアンドドロップによる配置、関連づけなどが行える。それを実体験できるのがデモアプリケーションであり、そのインタフェースはまるでMS Visioのようになっている。
UMLのようにオブジェクトを配置し、それぞれのオブジェクトを線で連結して関連性を示すことができる。シンボルや図形、ユーザなどのオブジェクト、線などを使えば見栄えのいい関連図を描くのは容易だろう。
もちろん、実用的なレベルかと言われると難しいかも知れない。だがコンセプトモデルとしても非常に面白く、JGraph XをベースにVisioのオープンソース版なんて道も見えてきそうな雰囲気のあるソフトウェアだ。
JGraph X