昔、SETI@homeなどが流行った。いわゆるコンピュータのアイドル時間を使って、計算処理を行うと言ったプロジェクトだ。クラウドコンピューティングの走りのようなもので、現在ではその種類も様々に増えている。

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アイドル時間を使って、研究に貢献

 

そんな分散コンピューティングを支えるフレームワークがBOINCだ。BOINCはオープンソース・ソフトウェアで、様々な分散コンピューティングプロジェクトを支えている。

BOINCはWindows、Mac OSX、Linuxと様々なプラットフォームで動作するソフトウェアだ。BOINC Managerでは、50近いプロジェクトの中から自分に合ったものを選択し、アカウントを作成することが簡単にできるようになっている。

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統計情報などのレポート

 

アイドル時間の制御であったり、貢献した時間、タスクなどをそれぞれ表示する画面も提供される。実際は放置しておいた時に実行されるので、BOINC自体を見ることは少ないかも知れないが、縁の下の力持ちとして働いてくれているはずだ。

地球外の知的生命体を探す、病原菌の解析、地球温暖化の予測など様々なプロジェクトが現在進行形で進められている。コンピュータのリソースが過剰になりつつさえある現在、何らかのプロジェクトに参加してみるのはいかがだろう。

 

BOINC

 http://boinc.berkeley.edu/