Mac OSXには元々画面共有という機能がある。それはVNCを使ってリモートからの操作を可能にするものだが、Mac OSX同士であれば特に不便を感じないがWindowsから接続すると問題がある場合があるらしい。

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メイン画面

 

VNCの場合、リモート側のソフトウェアなのか、クライアント側のソフトウェアの問題なのか判別しづらいことがある。入力や操作について問題を感じたら、別なソフトウェアを試してみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはVine Server、Mac OSX向けのVNCサーバだ。

Vine ServerはOSXvncと言う名称でも知られるソフトウェアで、MOONGIFTでも以前に紹介したことがある。以前の記事を見る限り、2005年の情報であり、2008年現在ではバージョンも3.0になりさらにパワフルになっていることもあるので改めて紹介したい。

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設定画面

 

Vine Serverを起動するとIPアドレスや外部/内部IPの区分け、ポート番号などが表示されるので分かりやすい。一部は日本語化もされている。VNCのパスワードを設定することはもちろん、SSHによるログインを必須にすることもできる。

複数のVNC接続を許容する設定や、ビューワーのみの指定、システムのサービスとして起動する設定なども簡単に行えるようになっている。通常の画面共有は簡単に設定できるが、Vine Serverではさらに細かく指定ができるようになっている印象だ。

なお、クライアントソフトウェアは有償で提供されているので注意されたい。標準のVNCサーバでうまくいかない場合は、Vine Serverを試してみよう。

 

Automated Software QA Testing Tools | Software Quality Test Tools | Redstone Software

 http://www.redstonesoftware.com/products/vine_server/

SourceForge.net: Vine Server (OSXvnc)

 http://sourceforge.net/projects/osxvnc/