Mac OSXではSparkleというソフトウェアのアップデートチェッカーが存在する。これは様々なアプリケーションに組み込まれており、アプリケーションを起動していると更新されていれば通知が表示されるようになる。よく使っているものは都度チェックしてくれるので古いバージョンのまま放置することもなく便利なシステムだ。

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サンプルスクリプトを実行した所

 

対してGoogleからリリースされている各種プロダクトではSparkleが使われていない。専用の更新チェッカーが使われており、利用していないアプリケーションについてもチェクが定期的に実行されていた。その新システムになるのがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはUpdate Engine、Google製のアップデートチェックシステムだ。

Update EngineはCocoaアプリケーションはもちろん、設定パネル、スクリーンセーバなどGoogleからリリースされている各種Mac OSX向けソフトウェアを対象に更新チェックを行っていくようだ。オープンソースとあって、他のソフトウェアであっても対応させることもできるだろう。

Update Engineを利用する利点としては、複数の製品のアップデートが一度に簡単にできる点が挙げられる。これにより普段使っていないアプリケーションであっても、常に最新版に保てるようになり、セキュリティリスクを防げるようになる。

WindowsやMac OSXであっても、製造元のソフトウェアについては一元管理されたアップデートシステムが提供されている。Update Engineはサードパーティ製の一元的アップデートチェッカーになり得るだろうか。

 

update-engine - Google Code

 http://code.google.com/p/update-engine/