最近は携帯電話やPDAが数多く出回るようになり、固定化された場所からインターネットを利用するのではなく、様々なデバイス、様々な場所からインターネットを利用している。そうなると欲しくなるのが現在いる場所に合わせた情報提供だ。

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サンプルアプリケーション

 

GPSをサポートしている携帯電話などでは使われ始めているこの技術を、ブラウザとしてサポートするのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するフリーウェアはGeode、Firefoxアドオンとして動作する位置情報受発信ソフトウェアだ。

GeodeはWifiを使って位置情報を取得する。技術的にはSkyhook Wireless社のLokiという技術になる。日本でも利用でき、かなり高い精度で場所が表示された。JavaScriptを使って位置情報の取得ができ、専用のメソッド「navigator.geolocation.getCurrentPosition」を実行したタイミングで位置情報を送信していいか否かの確認ダイアログが出る。

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デモ2

 

送信しない他にも、都市までは許可すると言った指定もできる。Wifiの特徴として、GPSの届かない場所でも位置情報が取得できるというメリットがあるので、GPSとは異なり利用ケースが考えられるだろう。

なお、Firefox3.1のリリースに合わせてGeodeは標準機能として搭載されるようだ。また、その際にはGPSを利用する、他のサービスを利用する(日本ではPlaceEngineだろうか)といった選択もできるようになる模様だ。

現在、様々なサービスでGeodeの利用が試みられている。サイト側としては特に難しいことをする必要はなく、先ほどのメソッドを使えば良いだけだ。ぜひあなたのアイディアをこの新しい試みに活かしてみて欲しい。

 

via 次期Firefoxは位置情報をサポート - アドオン「Geode」で試用可能に [マイコミジャーナル]

**Mozilla Labs » Blog Archive » Introducing Geode

 http://labs.mozilla.com/2008/10/introducing-geode/**