Mac OSXでWindowsのアプリケーションを動かそうと思うと幾つかの方法が存在する。一つは仮想化だ。Parallels DesktopやVMWare Fusion、Bootcampなどだ。もう一つがWineによる方法だ。これはWine自身やMikuInstallerなどが当てはまる。

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日本語化もされているので安心

 

仮想化を使った場合、当然Windowsのライセンスが必要になる。それに動作は若干重たくなる。Wineは対応アプリケーションの数が問題だ。Wineを商用化して提供するCrossOver Macというソフトウェアがあるが、使いたいアプリケーションが対応しているかどうか分からなかったため、手が出せなかった。しかしこれなら文句が出ようはずもない。

今回紹介するフリーウェアはCrossOver Mac Pro、なんと今日だけ無料のCrossOverだ。

他にもCrossOver Games Mac、CrossOver Linux Pro、CrossOver Games Linuxといった各CrossOverシリーズが今日だけ無料でダウンロードできる。これを使えばアプリケーションの対応状態をチェックすることができる。もちろん使えればそのまま継続利用できる。

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セットアッププログラムもCrossOverを通じて起動する

 

使い方は簡単で、CrossOver Mac Proを例にとるとCrossOverを起動したらCrossOver Software Installerを通じてアプリケーションをインストールする。すると自動的にボトルと呼ばれる実行環境が整備され、結果としてMac OSX向けのアプリケーションができあがる。後はそれを起動すれば良いだけだ。

Wineをそのまま使った場合、出ていたエラーもCrossOverの場合は出なかった。Microsoft Office(97〜2007)、Visio、Outlook、一太郎、ホームページビルダー、英雄伝説、Photoshop、Vocaloid2など有名なアプリケーションがサポートアプリケーションとしてリストアップされている。

本日限りとあって、Mac OSX/Linuxユーザはぜひともゲットしておきたいソフトウェアだ。そしてWindows時代の資産や、オフィス内にあるアプリケーションがインストールでき(例えば秀丸とか)、実用できるか試してみてもらいたい。

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起動した所

 

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