個人的にiPhoneの魅力になっているのは、ネット通信が定額になっている点だ。上限まであっという間に達してしまうが、それだけに定額でiPhoneならではのブラウジングやネットワーク利用ができるのは良い。

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そんなiPhoneのネットワークを母艦からも利用するソフトウェアとして、NetShareというソフトウェアがあったが、残念ながら発売禁止になってしまったようだ。それでもなお、iPhoneをモデム化したいならこのようなソフトウェアも存在する。

今回紹介するフリーウェアはiPhoneModem、iPhoneをモデム化するソフトウェアだ。

iPhoneModemの利用にはJailBreakが必須になる。JailBreakはもちろん、動作に不具合を起こす危険性があるので自己責任の上での挑戦として欲しい。そしてiPhoneModemはiPhoneにOpenSSHを仕込み、通信することでネットワークを利用できるようにするようだ。

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接続開始プロセス

 

iPhoneがプロキシを立てるという訳ではなく、母艦のMac OSXが無線APを立て、そこにiPhoneが接続する。そしてiPhoneのOpenSSHを経由してルートログインし、ネットワークを利用するという若干複雑な仕組みになっている。母艦側ではDHCPサーバも立てるようで、VMWare FUSIONでDHCPサーバを使っているとエラーを起こす可能性がある。

アクセスポイントのパスワードを13文字に設定する必要性、iPhoneのMACアドレスを登録するなどの設定の面倒さや、母艦のMac OSXに接続してからOpenSSHを再起動するという必要など利用には若干の手間ひまが必要だ。

慣れてしまえば簡単に使えるようになるかも知れない。もちろん、キャリアの規約に反している可能性は高そうだ。iPhoneの新しい利用法を試みたい方は自己責任の上でチャレンジを。

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設定画面

 

iPhoneModem, Internet für Mac und iPhone

 http://www.iphonemodem.de/en/