要チェック!CocoaアプリケーションのようなUIをWebブラウザ上で実現する「Cappuccino」
いつ出るか、いつ出るかと待ち遠しかったがついに登場した!
Mac OSXのインタフェースが優れていることは大多数の人が認めるだろう。Windowsには感じられない、エレガントなインタフェースはMac OSXやiPhoneなどで活躍している。あのインタフェースをWebブラウザ上で実現できたらどれだけ良いだろう。
サンプルアプリケーションのflickrビューワー
Ajaxを使ったGmailをはじめて触ったときのあの驚きを再び感じさせてくれるのがこのソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCappuccino、Webブラウザ上でCocoa風インタフェースを実現するアプリケーションフレームワークだ。
Webベースでありながら、JavaScriptを記述する必要はない。Objective-Cに似た、Objective-Jというプログラム言語で記述して、それをWebブラウザ向けにJavaScriptやHTML、CSSなどを生成してくれるものだ。
こちらはスライドパズル。iPhone/iPod Touch向けと言えそうだ。
サンプルのアプリケーションとしてflickrの写真を検索するものや、スライドパズルなどが掲載されている。さらに開発元である280 Northによる280 Slidesもある。280 SlidesはMac OSXのプレゼンテーションツールであるKeynote風インタフェースをもったWebアプリケーションだ。
JavaScriptを記述せずにWebアプリケーションを作り上げることをどう捉えるかが問題だ。Cocoa風のインタフェースを実現するフレームワークとしてMobileMeでも採用されたSproutCoreと言うフレームワークもある。こちらはJavaScriptでの記述だ。
試みは非常に面白い。優れたUIをもったWebアプリケーションを開発される際にはチェック必須と言えそうだ。
Cappuccino Web Framework