※ 画像は公式サイトのデモより

これは面白い発想だ。Web上でグラフを作成、表示するライブラリは数多く存在する。その際に使う方式としては、基準になる点をXY軸それぞれに対して追加し、描画するという方式だ。これはプログラム言語にとっては簡単な方式かも知れない。

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JavaScriptだけで画像グラフを生成する

 

だが、使い慣れている表計算ソフトウェアの場合はどうだろう。はじめに表があり、そこからデータを読み取ってグラフを描くようになっている。その慣れた方式を使えるのがこちらのライブラリだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBluff、グラフ描画ライブラリだ。

BluffはJavaScriptのライブラリで、画像形式(PNG)のグラフを生成する。棒グラフ、円グラフ、エリアグラフ、折れ線グラフなど様々なグラフ形式をサポートしている。背景色を変えたり、複数のデータを描画できるなど多機能なライブラリだ。

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テーブルのデータを元にグラフを生成する

 

そして面白いのはdata_from_tableというメソッドだ。これはHTMLタグのテーブルで描かれているデータを指定することで、グラフのプロットを行う機能だ。これを使えばグラフ生成とテーブル表示と二回に分けてデータを作成する必要もない。

JavaScriptなので、データの表示はその場で何度も行うことができる。テーブルのデータが変更されたら再描画、なんてことも簡単にできるだろう。表とグラフを密接に結びつけてくれる便利なソフトウェアだ。

 

Bluff: Beautiful graphs in JavaScript

 http://bluff.jcoglan.com/