プログラムで何かエラーが起こったとする。オフィスであれば、隣の席の人を呼んで「ここでエラーなんだけど、なんでか分かる?」と聞くこともある。だがネット越しではそうはうまくいかない。チャットで貼付けてもハイライト表示されず分かりづらいし、説明も難しい。

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コードを書いて、ポストするのみ

 

そんな時に便利そうなサービスがこれだ。ネット上でデバッグ作業をコラボレートさせるのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはpastebin、オンラインデバッグコラボレーションツールだ。

pastebinはテキストエリアにコードを貼付けて、プログラム言語を指定してポストするだけという簡単な仕組みになっている。そして生成されたURLを相手に伝えれば良い。相手はそれを見て間違っている場所を修正してポストすれば良い。修正は履歴になって管理され、差分を見ることもできる。

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差分表示が可能

 

プログラムコードはどれくらいの期間保存するか指定することができる。便利なライブラリを紹介したり、トリッキーなコードを羅列したり、デザインのテンプレートを載せておいたりといった使い方も考えられそうだ。

ハイライトで対応しているのは主な言語として、テキスト/ActionScript/Apache Log File/AppleScript/ASP/Bash/C/C++/C#/ColdFusion/CSS/Delphi/HTML/Java/Javascript/MySQL/Objective C/Openoffice.org BASIC/Oracle 8/Perl/PHP/Python/Ruby/SQL/VisualBasic/XMLとなっている。

使い方次第ではコードを介したコミュニケーションツールとして役立ちそうだ。個人はもちろん、オフィスでも便利に使って欲しい。

 

pastebin - collaborative debugging tool

 http://pastebin.com/