CMSというとPHPやPerlのものが多い。最近ではRuby on Railsのものも出てきているが、設置の手間などを考えるとPHPやPerlに代表されるスクリプト言語の方が有利だ。だがこれは不特定多数の場合に限るだろう。

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ユーザ画面

 

特定の、特に多人数に対して頑強なサービスを提供する際にはJavaを採用するケースが多い。エンタープライズ向けのCMSもまた、Javaが先んじている。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMagnolia、Java製のCMSだ。

MagnoliaはTomcatやJBOSSなどで動作するソフトウェアで、Tomcatもバンドルした状態で配布されているバージョンもある。インストールは専用のインストーラーを使って簡単にできるようになっている。

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管理画面

 

さらに見やすい管理画面が魅力だ。左側にメニュー、右側にコンテンツが並んだデザインでCMSの大量のデータも容易に管理できる。JavaのシステムはブラウザベースであってもなぜかJavaっぽさを感じるのだが、Magnoliaではあまり感じられない。むしろWeb2.0っぽい、ポップなイメージだ。

CMSとしてはモジュールを使った拡張や、テンプレートを使ったコンテンツ作成などができる。Javaとあって、レンタルサーバでは難しいかも知れないが、オフィスや専用サーバで展開するサービスなどで活躍してくれそうだ。

 

Magnolia – Simple Open Source Content Management

 http://www.magnolia.info/home.html

SourceForge.net: Magnolia Content Management CMS/ECM/WCM

 http://sourceforge.net/projects/magnolia/