PaaS時代のプラットフォーム「10gen」
時代がまた徐々に移り変わろうとしているのだろうか。Google App Engineがさらに本格的に稼働すると、これまでのアプリケーション開発というものが根底から変わっていくかも知れない。変わらないとしても、新しいデプロイ手法が生まれるのは間違いないだろう。
サンプルアプリケーション1
その流れを受けて登場したのがこのソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアは10gen、PaaS(Platform as a Service)時代のプラットフォームだ。
10genはGoogle App EngineやAmazon EC2などと同じく、クラウドコンピューティングを前提としたアプリケーション開発プラットフォームだ。これまでのLAMP構成に置き換わる、10genプラットフォームを実現する。
サンプルアプリケーション2
言語はサーバサイドJavaScriptまたはRubyを利用できる。データベースは専用のオブジェクトデータベースで、JSONを使ってデータを呼び出し、更新などの操作ができる。管理画面も用意されており、アクセス解析も行える。
Google App Engineに似ているとあって、データベースのスキーマを定義することなくデータを登録、取り出せる。Javaをベースにして開発されているようで、LinuxまたはMac OSX向けにSDKが提供されている(Windows向けはもうすぐ出る予定)。
ハードウェアやネットワークなどを考えなければならなかったかつてのシステム構築に比べて、クラウドコンピューティングは自由度が非常に高い。今後、さらに広がりを見せていくのではないだろうか。
管理画面
10gen