コンピュータではすっかり当たり前のコピー&ペースト。携帯電話でさえ実現しているこの機能は、当たり前すぎてどれだけ便利だったか忘れてしまっていた。この機能がないiPhone/iPod Touchが致命的に思えるほどだ。

Picture 29.png

オブジェクトを長く抑えているとダイアログが出る

 

恐らく実装されるのはそれほど遠くはないだろう(多分)。だがそれまで待てない方はこちらを使おう。

今回紹介するフリーウェアはOpenClip、iPhone/iPod Touchでコピー&ペーストを実現するフレームワークだ。オープンソースと銘打たれているが、現状ではライセンスは明記されていないのでご注意いただきたい。

OpenClipはクリップボードの機能を提供する訳ではない。全てのアプリケーションで使える訳ではなく、各アプリケーションでこの機能を実装する必要がある。だが、OpenClipを使っているアプリケーション同士ではデータの受け渡しができるようだ。

Picture 27.png

指定文字列や画像をコピー&ペーストできる

 

OpenClip自体はフレームワークだ。文字列をコピーしたり、画像をコピーして貼付けることができる。また、文字を選択できないiPhoneに変わって、オブジェクトを長くクリックした時に、そのオブジェクトをコピーするか否かというダイアログを出すことができる。

標準機能ではないために、Safariやメールなどではコピー&ペーストを実現するのは難しいだろう。だがWordPressやTwitterクライアントなど多数のアプリケーションで対応が進められているようだ。ぜひとも多数のアプリケーションで対応して欲しい機能だ。

Cut and Paste for iPhone from Cali Lewis on Vimeo

 

OpenClip - Open Source iPhone Copy & Paste

 http://www.openclip.org/