iPhoneやiPod Touchは母艦のPCに接続するとバックアップを行うようになっている。アプリケーションのデータやメール設定、通話履歴など様々なデータがバックアップされる。

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コンソールベースで実行する

 

万が一、データが消失した時にはバックアップから戻せるので安心だが、ただデータが蓄積されていくというのも面白くはない。実際、どのようなデータがバックアップされているのか見てみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはiPhone Backup Decoder、iPhoneバックアップデータのデコードソフトウェアだ。

iPhone Backup DecoderはiPhone(iPod Touchも恐らく対応)のバックアップデータを指定して実行するソフトウェアだ。Pythonスクリプトになっており、たった一ファイルで動作する。

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一つのバックアップデータをデコードしたもの

 

実行すると、バックアップデータが解凍(?)され、データが閲覧できるようになる。将来的な予定としてエンコードにも対応させるようなので、それができるようになればバックアップデータを修正し、復元することで動作を変えるようなことができるようになる。

バックアップデータは接続のたびに発生するようで、日々蓄積していくと膨大な量のデータになる。それらのデータは現状ではただ蓄積されるだけだが、iPhone Backup Decoderがもっと便利になると利用価値が出てくるかも知れない。

 

iphone-backup-decoder - Google Code

 http://code.google.com/p/iphone-backup-decoder/