フレームワークの良いところは、全体像を把握していなかったとしてもアプリケーションが分かりやすく組める点にある。最近ではURLからコントローラやアクションが指定され、その中のメソッドだけ集中すればできあがってしまう。

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新しいプロジェクトを作成した際のファイル構成

Google App EngineはDjangoをフレームワークとして利用できるが、その利用法などについてはあまり明確でない気がしていた(Python素人目には)。だが、それを強力に補助してくれるフレームワークが登場した。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGoogle App Engine Oil、Google App Engine向けのフレームワークだ。

Google App Engine Oilは主に3つの機能から構成される。一つはURLルーティング。コントローラーやアクションなどを指定して、URLから指定したメソッドを呼び出せるようになる。もう一つはコントローラへの機能追加で、各種フォーマットに対応したレンダリング、パラメータやセッション情報の取得ができるようになっている。

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実行中

 

もう一つはO/Rマッピングだ。Google App Engineの場合、GQLと呼ばれる専用の問い合せ言語を使ってデータを保存、取り出すのだが、このO/Rマッピング機能が実現すれば、データ(モデル)の操作が容易になりそうだ。

機能が充実してくれば、Rails並みに使えるものになってくるかも知れない。そうなれば開発からデプロイまでが容易なGoogle App Engineの魅力が非常に増すのは間違いない。開発に期待がかかるフレームワークだ。

 

via Google App Engine Oilが素晴らしい [Big Sky]

google-app-engine-oil - Google Code

 http://code.google.com/p/google-app-engine-oil/