CSharpでCocoaアプリケーションを開発する「CocoaSharp」
どれが最も優れたプログラム言語化と言われて即答できる人はいないだろう。愛着のあるプログラム言語があるのは当然だが、それがベストかと言われるとそんなことはない。各プログラム言語にはその思想、利用目的などがあるので、絶対的な思想がない以上はプログラム言語にも絶対的なものはない。
サンプルアプリケーションのインタフェース
そのためにローカルアプリケーションを開発しようと思うとそのためのプログラム言語を習得する必要があった。だが、その垣根も徐々になくなりつつあるようだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCocoaSharp、C#を使って開発するCocoaアプリケーションだ。
CocoaSharpは.NETのオープンソース実装を行うmonoプロジェクトから登場したソフトウェアだ。CocoaSharpを使うと、C#を使ってCocoaアプリケーションが開発できるようになる。C#自体はロジック部分に利用し、インタフェースはMac OSXのインタフェースビルダーを使って構築するようだ。
その他のサンプルアプリケーション(筆者環境ではエラーが出てしまった)
これにより、ロジック部分はVisual Studioなどの使い慣れたIDEを使って構築し、Windows開発者であってもMac OSX向けのアプリケーション開発が行えるようになる。さらにmonoを使って、Linux上でも動作させられるようにもなる。
マルチプラットフォームで動作させる技術としては、AIRやJava、各種スクリプト言語が存在する。が、開発者の数で言えば.NET系のシェアはかなり多い。CocoaSharpはMac OSX向けの開発人口を大幅に増やす可能性がある技術だ。
Home - Cocoa-Sharp
CocoaSharp - Mono