根っからのEmacs派であるため、昔のLinuxマシンや、新しくインストールしたばかりのマシンではEmacsがインストールされていなかったり、重くて動作が遅かったりしてフラストレーションがたまることがある。しかもインストールが大変な場合もある。

ピクチャ 31.png

ヘルプウィンドウ

 

viを覚えてしまえば良いという話もあるが、それでは何となく癪だ。似たような、それでいて軽量なものを探してみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJoe、軽量なテキストエディタだ。

Joeはターミナル上で動作する軽量なテキストエディタで、Emacs風の(ように見えなくもない)キーバインドを持つ。実際にはMS DOS時代の前にあったCP/M時代のテキストエディタであるWordstarライクとのことだ。

ピクチャ 38.png

Rubyのハイライトには対応していないようだ

 

複数ファイルの編集、40以上の言語に対応したハイライト機能、UTF8対応(日本語入力は一部誤動作がみられる)、Emacs互換のファイルロック、正規表現対応の検索/置換、ファイルの挿入、アンドゥの記録、キーボードマクロ、オートインデントといった機能がある。

ちなみに現状ではWindows版は提供されていない(cygwinを使って動作するようだ)。Wordstarを知る人は多くないと思われるが、当時を知る人にとっては興味深いソフトウェアかも知れない。

 

Joe’s Own Editor

 http://joe-editor.sourceforge.net/

SourceForge.net: JOE - Joe’s own editor

 http://sourceforge.net/projects/joe-editor