iGoogleは面白い可能性を秘めている。自分にとって必要な情報を一元管理できれば、素早く情報にアクセスできるようになる。グループウェアという手もあるが、できる範囲が狭く、もっと様々なリソースと連携できる必要がある。

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ポータル画面

 

その点、Web APIが公開されているiGoogleなどであれば基幹システムとのデータ連携などもはかれるようになる。そんなガジェットポータルを独自に導入できるのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPosh、iGoogleに似たガジェットポータルシステムだ。

PoshはLAMPシステムを想定して作られている。PHP+MySQLであれば、構築コストは低く立ち上げることができるだろう。標準で提供されるガジェットはRSSリーダー、ブックマーク、時計、カレンダー、ノート、計算機、メール、タスク管理、アナログ時計、アドレス帳となっている。

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管理画面

 

エンタープライズ版ではユーザ管理の機能もあり、管理者画面を通じてデータを管理できたり、お知らせを通知することができる。各ページはタブを使ってまとめることができ、複数のタブを作成できる。

ガジェットは専用の画面を通じて作成することができる。HTMLやJavaScriptを使って開発し、簡単なものであればiGoogleやNetvibesのガジェットを取り込むこともできるようだ(試してみた所では失敗してしまったが)。

他のユーザが書いたメモを購読したり、コメントしたりすることもできるので、コミュニティとしての役割もある。グループウェアとはまた違う便利さを備えたソフトウェアだ。

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ユーザのインデックス画面

 

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ガジェット作成画面

 

Portaneo Solutions

 http://www.portaneo.com/site/index.php?lang=en

SourceForge.net: Portaneo Open Source Homepage

 http://sourceforge.net/projects/posh/