Silverlightを使ったブラウザベースのグラフライブラリ「Visifire」
同じデータを表すにしても、数字の一覧とグラフとでは訴える力が大きく異なる。数字の方がデジタル的で、グラフは大枠での数字をつかむアナログ的な雰囲気がある。だが、全体像を把握したり、各数値を比較するにはグラフの方が都合が良い場合が多い。
サンプルのグラフ
Webベースのアプリケーションでもそれは同じだ。グラフが必要になった場面で簡単に利用できる、そんなライブラリがこれだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはVisifire、Silverlightベースのグラフライブラリだ。
Adobe AIRなどに対抗して(?)開発されているSilverlightではあるが、いまいち流行ってはいない。Windowsに標準で入ってくるようになれば状況も変わってくるだろうが、それまではあまり安易に利用することはできないだろう。だがキラーアプリケーションもそろそろ登場してくるはずだ。
公式サイトのデモより。折れ線グラフ
Silverlightの使い方で、こんなものもあったのかと思わされるのがこのVisifireだ。Silverlightをインストールしたブラウザであれば、多機能で見た目も良いグラフが容易に得られるようになる。データはXMLベースなので、他のプログラム言語との連携も容易だ。
作成できるグラフは数多く、2D棒グラフ、3D棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、横棒グラフ、エリアグラフ、ドーナッツグラフ、割合グラフ、散布図そして各グラフの組み合わせたものができる。
これだけ多彩であれば、様々なニーズに応えることができるだろう。社内向けのシステムなどで、Silverlightが必須になっている環境下であればとても役立つものになりそうだ。
Silverlight Chart