AppleのMobileMeでも使われるJavaScriptライブラリ「SproutCore」
インタフェースはとても重要だ。技術的に優れていても、インタフェースが悪いと触ってもらえない。逆に技術的にそれほどすごいものではなくとも、インタフェースが優れていると流行ったりすることもある。
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技術とデザイン、両立できれば言うことはない。優れたインタフェースを手軽に作るために、このライブラリを使ってみることをお勧めする。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSproutCore、リッチなインタフェースを実現するJavaScriptライブラリだ。
SproutCoreはAppleの提供するサービスである、.Macの次期バージョンMobileMeでも一部で採用されているJavaScriptライブラリだ。JavaScriptながら、gemを使ってインストールするのが特徴だ。
ターミナル上でコードを生成する
Rubyを使ってWebサーバを立ち上げることができ、ポート番号4020でアクセスする。Webアプリケーションであることを忘れるような、リッチなインタフェースを提供できるようになるのが特徴だ。
コードジェネレータが付属しており(この辺りがRubyスクリプトのようだ)、Railsのようにモデルやコントローラーを作成していくことができる。もちろん生成されるのはJavaScriptだが、コードも書きやすいように構造が分かれており、大型のWebアプリケーションをも構築できそうだ。
JavaScriptなので、最終的にできあがったものは任意のWebサーバで動作させることができるだろう。JavaScriptもまた、Railsのように高速な開発が臨めるようになってきたようだ。
SproutCore