Xdebugのフロントエンド「Webgrind」
どのようなWebシステムであっても、速度は速い方が良い。最近はハードウェアのリソースが潤沢で、油断するとついつい富豪的なプログラミングになりがちなので、しっかりと気を引き締めないと思わぬボトルネックになったりする。
PHPでそうしたシステムのプロファイリングを行うのに利用するのがXdebugだ。そしてそのXdebugと一緒に利用したいのがこのソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWebgrind、WebベースのXdebugフロントエンドだ。
WebgrindはXdebugさえ動作していれば後の設定は殆ど不要という、ごく簡単に利用できるソフトウェアだ。Xdebugの吐き出すファイルのパスさえ設定すれば良い。後はWebgrindの画面にアクセスするだけだ。
実行したファイルのパスや、かかった時間などが一覧され、さらに各実行単位でコストが見られる。コストが特に大きい処理の中でも、どこに時間がかかっているのかが即座に分かるようになっている。各処理は該当ソースにジャンプすることもできるようになっている。
処理時間に問題があっても、その問題がどこにあるのかきちんと突き詰めないと効果的な改善は難しい。ただ吐き出されたXdebugのファイルでは解析が難しいが、Webgrindを使えばごく簡単にボトルネックが発見できることだろう。
via PHPアプリのプロファイリングをWebベースで行う「webgrind」[phpspot開発日誌]
**webgrind - Google Code