フレームワークや言語の力は、その成果物にも現れやすいように思う。例えばTomcatで作られたWebアプリケーションは何となくTomcatっぽい感じ(雰囲気として)が感じ取れたり、PerlやPHPでもその雰囲気を画面から感じ取れることがある。

ピクチャ 7.png

メイン画面

 

その点を踏まえると、Ruby on Rails製のWebアプリケーションもそれっぽく、Railsの良さがにじみ出ているのを感じ取れるはずだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBitswiki、Rails製のWikiエンジンだ。

BitswikiはAjaxを効果的に使ったWikiエンジンだ。PostgreSQLが基本になっているが、MySQLでも動作するようだ。検索はエラーが出たが、SQLite3でも動作する。Ajaxを使ったアクションがスムーズに行われるようになっている。

ピクチャ 4.png

リビジョン一覧

 

リビジョン管理もされており、Diffを使って更新部分が確認できる。記事にはコメントを書いたり、タグを付けて管理することもできる。記法も多数あり、テーブルやコードの表示にも対応している。他にも外部認証、ベージごとのRSSフィード配信にも対応している。分かりやすいデザインも手伝って使い勝手が良い。

惜しむらくはベースがRails 1.1.6になっていることだろうか。Rails 1.2.6でも動作したが、どんどんフレームワークとともに磨かれていって欲しいと願ってしまう。その点もまたフレームワークの力を感じられるところだ。

 

Wiki | Contents

 http://opensource.bitscribe.net/

bitswiki - Google Code

 http://code.google.com/p/bitswiki/