まだまだ認知度の低いOpenID。ユーザ登録を乱発せずにサービスを利用できるので便利な技術ではあるのだが、一般に流行らせるにはまだまだ越えるべき壁も数多い。問題の一つはまだまだOpenIDサーバの提供が少ないということだ。

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自サービスを手軽にOpenID対応にするのに、専用のサーバを利用するのはいかがだろうか。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはmasquerade、Rails製のOpenIDサーバだ。

masqueradeはRailsを使って簡単にOpenIDサーバを構築できるソフトウェアだ。ユーザ登録はもちろん、メールアドレス認証もある。OpenID1.0系のサーバが構築できるようだ。

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ログイン

 

masqueradeを使えば、既存サービスの認証情報をOpenIDサーバに対応させられる。既存サービス内にOpenID機能を持たせるのは大変だが、認証情報だけ流用して提供することができれば簡単で素早く構築できる。

OpenIDの普及はまだまだ時間がかかるかも知れないが、自サービスを流行らせるため、ユーザビリティの向上のためにも認証情報を持っているサービスは対応させて欲しい。他にも複数のサービスをまたぐ認証共有でも便利に使えそうだ。

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ユーザ情報送信確認

 

dbloete’s masquerade at master — GitHub

 http://github.com/dbloete/masquerade/tree/master